落語家の三遊亭円楽(71)が脳梗塞のため、25日に都内の病院に入院したことを26日、所属事務所が発表した。意識はあり「命に別状はない」としている。

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公式サイトの発表によると、円楽について「現在も治療を続けております。本人の意識はありますが、治療が続いていることと、オミクロン株の感染状況から、家族の面会もままならないため、弊社でも詳細を把握しきれておりません」とした上で、「命に別状はない、ということと、新型コロナ感染症とは関連がないということは確かですので、ご報告申し上げます」と説明している。

所属事務所によると、25日の昼前、都内の自宅で体調を崩しているのに家族が気付き、病院に連れて行って脳梗塞が判明した。前日夜には事務所社長と仕事の連絡を取っており「いつもと変わりはありませんでした」。脳梗塞の予兆は感じなかったという。

円楽は18年に肺がんで手術、19年7月には脳に腫瘍が見つかり、検査と治療のために約1カ月入院。同年に肺がんも再発し、今も治療を続けている。

円楽は日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)の大喜利レギュラーを務め、2月に愛知、岡山、栃木での落語会を予定。3月下旬には自身がプロデュースする「江戸東京落語まつり2022」、4月3日には伊集院光との落語親子会、同月13日には独演会も予定していた。

公式サイトでは「直近の落語会など、出演させていただくことができないイベントが重なっておりますため、まずは不十分な情報でのご報告となりますことをお許しください」と報告。「お客様、視聴者様にはご心配をおかけいたしますが、円楽の元気な復帰を共に祈っていただけますと幸いに存じます」とコメントした。

次回、30日放送の「笑点」は既に収録をすませている。復帰時期は未定ながら、2月いっぱいは仕事を休んで治療と休養にあてる。