NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第63話が31日に放送された。るい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)に長女ひなた(新津ちせ)が誕生し10年が経過。ジョーが何をしているか視聴者が注目した。

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※以下、ネタバレを含みます。

この日の放送で、バットやグラブを持った野球少年たちが「おばちゃん、回転焼きちょうだい!」と「大月」に駆けつけるシーンがあった。るいは「ええけど、お小遣い足りるんか?」と言う。子どもたちが「コーチのおごりや!」と言うと自転車に乗ったジョーが登場。「食べさせたって。戦勝祝いや」とるいに話す。なんとジョーは少年野球のコーチになっていた。

ただ、それ以外はひなたと遊んだり、派手なシャツを着てラジオ体操をしたり、家族で食卓を囲むシーンはあったが仕事をする場面はなかった(すいかを食べながらシャツを汚すシーンはあった)。

放送後の「あさイチ」で朝ドラ受けした博多華丸が「ジョーのトランペット問題でしょう」と問題提起。大吉は「何をしとるんかねえ、この10年間。働いてる感じがまったくないのよ。(回転焼きの)配達とかいろいろやってるとは思うけどね。じゃないと(ひなたに)お小遣い出せないですからね、200円」と推察した。

この日更新された「カムカム」公式ホームページの「人物相関図」では「ひなた編」でのジョーが紹介された。そこには「ひなたと一緒に時代劇を見たり、桃太郎(長男)の野球の練習に行ったり、朝ドラを見るのが日課」と記された。

また先週末に流れた今週の予告映像では、野球場のベンチに座って手帳に「五線譜」らしきものを書くカットがあった。再び音楽に関わっていくのか、明日以降の放送が注目される。

「カムカム」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。