池松壮亮(31)伊藤沙莉(27)が12日、都内でダブル主演映画「ちょっと思い出しただけ」(松居大悟監督)の公開記念舞台あいさつに登壇し、バレンタインデーの甘酸っぱい思い出を回想した。

池松は「聞こえは良くないやつが1つあるんですけど」と前置きした上で、「小学校の頃にバレンタインデーをフライングして、くれた人がいたんですけど、物心つき始めた時だったので恥ずかしすぎて、帰り道に空き地に投げたんです」と告白。続けて「家に持って帰って親に見せるのも、食べるのも恥ずかしいし。そしたらその空き地の所にきれいな家が建ったんですよね(笑い)。茶色い家だったんですけど」と印象的なエピソードをユーモア交えて披露して笑わせた。

一方、伊藤は「素直な性格じゃなくて好きって言いたいけどバレたくないっていうのがあった」という小学生時代を振り返り、「チョコをあえて全員分作って(本命の)1人だけ中身を変えて渡したら翌日、『俺だけ中身違った?』って言われて『おまえのだけ残りもので作った』って言ってしまった。なので進展なく終わりましたね」と“片思い”止まりで終わった恋を懐かしんだ。

同映画は、けがでダンサーの道を諦めた照生(池松)と、その彼女でタクシードライバーの葉(伊藤)との、コロナ禍以前からの7年間を描いたラブストーリー。

ほかに永瀬正敏(55)も登壇同映画にも出演しているお笑いコンビニューヨークの屋敷裕政がMCを務めた。