NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第74話が15日に放送された。朝の情報番組「あさイチ」でも朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、ひなた(川栄李奈)が条映太秦映画村のミスコン大会で書類審査に通り、いよいよ迎えた本番当日。緊張するひなただったが、お芝居の相手はなんとあの回転焼きを買いに来た無愛想な男だった。

侍がお茶屋の娘を助けて、愛の告白をするという芝居だったが、娘役のひなたは相手の男に「誰がお前なんかについて行くか」と思わず口走ってしまう。当然、コンテストには落ちてしまう。

だがあくる日、コンテストを見ていた大部屋俳優の伴虚無蔵(ばん・きょむぞう=松重豊)がひなたの家を訪れる。そして映画村に再びくるように告げる。

テレビ東京系「孤独のグルメ」などで人気の松重豊がついに本格登場。ドラマの終盤、「拙者、伴虚無蔵と申す」とひなたの家を訪れ、回転焼きを注文する。

「あさイチ」はこの日も前日14日に続き博多華丸・大吉が欠席し、鈴木奈穂子アナウンサー(40)と代役の山口智充(52)が出演した。鈴木アナが朝ドラ受けし「ついに伴虚無蔵さんがね。最初、ただの斬られ役だったんです。ついに出てきてどうなるのかなって、すごい楽しみ」と期待した。

ツイッターでも松重豊の登場に「虚無蔵さん登場 待ってました」「伴虚無蔵はちょくちょく出てたけど しゃべったのは今回が初めてじゃ?」「突然の孤高のグルメ」と話題となった。

ドラマの最後には「これがひなたの運命を動かす男、虚無蔵との出会いでした」とナレーションが入り、今後も虚無蔵が注目される。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。