米女優アンジェリーナ・ジョリー(46)が、ロシアによるウクライナ侵略が始まったことを受け、インスタグラムにウクライナの人々を支援するメッセージを投稿した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使も務めるジョリーは、真っ黒な背景に白字で「多くの皆さんと同じように、ウクライナの人たちのために祈っています」との書き出しで、UNHCRの同僚たちと協力して当該地域からの避難民と難民の保護と基本的な人権を保障するため可能な限りのことを行うとつづっている。また、「戦争に勝者はいないが、無数の命が引き裂かれる」などと記されたUNHCRの声明へのリンクもシェアしている。

一方、ジョリーは元夫で俳優のブラッド・ピットとの間の実子で長女のシャイロさん(15)と共に、自身が運営するマドックス・ジョリー・ピット財団(MJP)の活動で長男マドックスさんの生まれ故郷カンボジアを訪問していることもインスタグラムで報告。シャイロさんとの珍しい2ショット写真を投稿し、「温かい地元の人々との間でカンボジアに数日滞在し、魂が回復していると感じています。私と家族にとって常に特別な国」とコメントしている。

MJPはカンボジアで森林の保護や周辺住民の人道支援などを行っている。ジョリーは映画「トゥームレイダー」(2000年)の撮影でカンボジアを訪れたことをきっかけに同国で慈善活動を行うようになり、02年には現在、韓国の大学に留学中のマドックスさんを養子として迎えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)