NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の7日に放送された第88話の平均世帯視聴率が16・8%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、映画村でお化け屋敷の企画が成功したひなた(川栄李奈)。落ち武者の幽霊を演じた五十嵐(本郷奏多)に「一緒にいたい」と伝えるも返ってきた言葉は「今はまだ結婚はまだできない。分かって欲しい。まだ侍でいたいんだ」だった。

そんなある日、大部屋で上司の榊原(平埜生成)がテレビを見て激しく動揺し落ち込んでいた。それは大ファンだったすみれ(安達祐実)が結婚記者会見を行っていたからだった。さらに、そのお相手は榊原の口利きで時代劇にゲスト出演し、主役の破天荒将軍を演じていた星川凛太朗だった。その日の夕方、五十嵐は「妖怪七変化」の伊織役から7年がたち、いまだにそれ以上の役がもらえてないこと、その「妖怪七変化」の武藤蘭丸役の左近が、年末に大型時代劇の主演に選ばれ、いつまでも大部屋俳優に埋もれている自分に焦りを感じていた。