女優市川実日子(43)が動画配信サービス「Paravi」制作のオリジナルドラマ「それ忘れてくださいって言いましたけど。」(4月下旬独占配信スタート)で主演することが22日、分かった。

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」やTBS系連続ドラマ「DCU」など、話題作への出演が続く市川だが、配信ドラマの主演を務めるのは初めて。

実在する下北沢のカフェ「city country city」を舞台に繰り広げられる、ある1日の数時間を切り取ったファンタジードラマで、ノンストップの会話劇が見どころ。1話15分の全8話で構成される。

実際に「city country city」でオーナーをしているバンド、サニーデイ・サービスのメンバー曽我部恵一(50)が、劇中でもオーナー役として連続ドラマ初のレギュラー出演を果たす。

市川は、役者をしながらカフェのアルバイトとして働くミカコを演じる。「歩きなれた散歩道で、気まぐれにふっと小道を曲がってみると、『あ、すぐそばに、こんな世界があったんだ』ときらめくような瞬間があります。その瞬間は、はかなく、すぐに日常に戻ってしまいます。脚本を読み終えた後、そんな瞬間のことを思いました」と振り返り「どなたかが、このドラマを楽しみにしてくださったらうれしいです」と呼び掛けた。

曽我部は「ぼくたちのとりとめのない会話は、カフェから宇宙へ。巡り巡って、またここへ。ぼくは歌を歌いながら、なんとなくそれを見守っていましょう」とコメントした。