女優伊藤かずえ(55)が31日、ツイッターを更新し、30年以上も乗り続けている愛車「シーマ」の生産が今夏で終了することへの思いをつづった。

「ネットニュースで知りましたが、今年シーマは生産終了するようです。年々高級感と重厚感のあるシーマになって行きましたが、生産終了はとても残念です。私の30年乗り続けているシーマは新車のようにレストアして頂いたので、これからも大切に乗り続けて行きたいと思います」と“シーマ愛”を明かした。

伊藤は21年、日産自動車から新車同然に戻すレストア作業をしてもらい話題になっている。

日産が、最高級セダン「シーマ」とスポーツセダン「スカイライン」のハイブリッド車(HV)などの生産を今夏に終了する方針を固めたことがこの日、分かった。搭載しているエンジンが、新たな騒音規制の基準を満たさないため。販売台数も落ち込んでおり、今後は電気自動車(EV)など電動車の開発に経営資源を集中する。

シーマは初代モデルが1988年に登場し、バブル期に飛ぶように売れて「シーマ現象」という流行語が生まれた。その後、全面改良を重ねて新型モデルを投入したものの、販売台数は減少し、2010年に生産を1度終了した。

5代目となる現行モデルは、復活を望むファンの声などを受け、12年にHVとして投入した。しかし、スポーツタイプ多目的車(SUV)の人気に押されるなどして、21年の販売台数は75台と低迷した。21年末までのシーマの累計販売台数は約28万台という。