歌手橋幸夫(78)が3日、京都芸術大学の入学式で、新入生代表としてあいさつを行った。4月から通信教育で「書画コース」を専攻する。

高2で歌手デビューした橋は、高校卒業はしたものの、思う存分学問をできなったことが心残り。「大学生になって学びたいという夢」を62年の間、ずっと持ち続けていたが芸能活動が多忙で学業との両立はできなかった。だが、書を習っている先生の勧めもあり、大学生になることを決意。来年5月3日の80歳の誕生日をもって歌手引退をするため、「何か新しいことに挑戦したい」との思いを強くしたことも決断を後押しした。

式が始まって30分すぎ。「入学の辞」で登壇した橋は「芸能界デビューは高2の7月5日。忙しくて卒業式は参加していない。満ち足りていなかった。学び足りなかった学生時代を学び直したい。今は心のワクワク感と喜びを感じている。4年間で卒業できるように全身全霊を傾けます」などと語った。