シンガー・ソングライター米津玄師(31)が、映画「シン・ウルトラマン」(樋口真嗣監督、5月13日公開)の主題歌を担当することが7日、分かった。書きおろしの新曲「M八七」(5月18日発売)で、米津にとっても、実写映画での主題歌は初めてとなる。

今、最も勢いに乗るシンガー・ソングライターと、伝説のヒーローがタッグを組むことが決まった。同作品は、1966年の放送開始以来、国内外で放送され、今なお根強い人気を誇るウルトラマンの55周年記念作品。製作の早い段階から主題歌をつけることが決まっており、企画・脚本を担当する庵野秀明氏や樋口監督らで検討し「今の音楽業界をけん引する存在かつ、楽曲の持つ世界観に底知れない力のある」として、満場一致で起用が決まった。

米津自身も「シン・ゴジラ」など、庵野氏作品のファンだったといい「主題歌のお話をいただいた瞬間は『何かの間違いでは』と思いました。シン・ゴジラを劇場で何度も見ていた頃や、シン・ウルトラマンが制作発表された頃、まさか自分が関わることになるとは夢にも思っておらず、青天のへきれきの一言に尽きます」と驚いたという。

ウルトラマンのふるさと「M78星雲」を思わせるタイトルの「M八七(エム・ハチジュウナナ)」は、米津のアイデアに、庵野氏がリクエストを出してまとまったという。米津にとっても、今年最初のシングルで「シン・アーティスト写真」も解禁。楽曲は今後解禁されるが、米津は「超然としたウルトラマンの姿を眺めながら曲を作りました」と話している。