放送批評懇談会は20日、4月度のギャラクシー賞月間賞を発表。NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」が受賞した。

番組は21年11月1日から22年4月9日までに放送。選考理由では「物語の面白さを堪能させてくれる藤本有紀の脚本が見事」と評価された。

「上白石萌音、深津絵里、川栄李奈もそれぞれ好演で最後まで楽しませてくれた。『女性の一代記』という王道的な側面もありながら、三代100年というアイデアによってその王道が巧みにアップデートされた」とし「歴代朝ドラの引用など、メディア史的な観点からも興味深い作品だった」と絶賛された。

放送批評懇談会は1963年(昭38)に発足。評論家、ジャーナリスト、マスコミ研究者などを会員に各種活動を展開。日本の放送文化の質的な向上を願い、テレビ、ラジオ番組、関係者を顕彰する「ギャラクシー賞」を設けている。今年で59年の歴史を誇る。