女優三浦透子(25)が30日、東京国際フォーラムで行われた第31回日本映画批評家大賞授賞式に出席し、助演女優賞を受賞した。

受賞作は09年の「おくりびと」以来となる米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」。主演の西島秀俊演じる家福悠介を毎日送迎する寡黙な運転手、渡利みさき役を演じた。

司会の笠井信輔氏から「人生が変わった作品になったのでは」と振られると、三浦は「そうですね。まだその変化の途中にいるので、わからないです」と謙虚に語り「あまり気にしないようにしていつも通り過ごそうと思っています」と話した。

運転手役を演じたが、実はそれまで運転免許を持っていなかったという。「ぜひやらせていただきたいという気持ちはありましたが、本当にやっていいのかという確認はしました」と振り返り、再び笠井氏から今、車に乗っているか聞かれると「あまり乗っていません。すみません」と苦笑いで返答し、笑いを誘っていた。

同賞は映画評論家のみで賞を決定する映画賞で、91年から開催されている。主演男優賞を映画「空白」の古田新太、主演女優賞を映画「由宇子の天秤」の瀧内公美が受賞した。