演歌歌手出光仁美(37)が1日、都内で約4年ぶりのライブを行った。開演前には日刊スポーツのインタビューに応じた。【取材・構成=松本久】

-コロナ禍もあって約4年ぶりのライブです。現在の心境は

昨日の夜までは、何を歌おうかなとか考えて、めちゃくちゃ不安しかなかったんです。今になって、ようやく楽しみになってきました。

-コロナ禍はどうすごしてきましたか

最近は…。釣りが趣味で、5月初めに近所の川でテナガエビを釣ることを覚えて。でも、そればかりやっていたらライブで歌う曲を覚えられないので、釣りは我慢していました。

-釣りですか…

名人になると2時間で100匹くらい釣るらしいんです。でも、私は頑張っても10匹、13匹くらい。それを酒で洗い、塩でもんで、泥を抜く処理をして素焼きにするとすごくおいしいんですよ。

-仕事関係は

2月9日に新曲「再会橋で」を発売して、キャンペーンでようやく都内を回ることが再開できました。それまではコロナ禍で仕事がほとんどなかった。ラジオやテレビなどの出演はあったんですけど、ファンの前で歌唱することはなかった。去年10月からはYouTubeで配信も始めました。事務所で、ひたすらしゃべっているだけなんですけどね。

-新曲は20年に発売した前作「あいたか橋で」の続編ですね。今後の目標を教えてください

本当に…、歌える喜びというか、お客さんに聞いてもらえる喜び。そこですよね。この曲で全国を回って、ファンの皆さんの心に届くように歌いたい。この曲で全国を回りたいです。「あいたか橋で」は誰かに会いたいという歌。地元(福岡県宗像市)だと「あいたかばい」って言うんです。実際に福岡にある橋なんですよ。続編の「再会橋で」は、その人に再会したいなという思いなんですけど、私はファンの皆さまに再会したいですという思いを伝えたい。会えてうれしいですという気持ちで歌わせていただきます。皆さんは家族なり、好きな人でもいいのですが再会したい方を思い浮かべてください。コロナで会えなかった人がいると思うので。そういう気持ちで聴いていただけたらうれしいです。

-では最後にひと言

心を込めて歌います。これからもよろしくお願いいたします。