お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部の肥後克広(59)と寺門ジモン(59)が17日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜午前11時30分)に生出演。メンバーの上島竜兵さんが先月11日に亡くなってから、2人がメディアの生放送に出演するのは初めてとなった。

パーソナリティーの放送作家高田文夫氏(73)から「すっかり元気そうになったね。よかったよかった」と声をかけられると、2人は「ヤー!」とおなじみのあいさつ。肥後は上島さんのギャグ「くるりんぱ」を披露したが、「ちゃんと上島の芸と帽子を…あ、ごめん!『BEGIN比嘉栄昇』って書いてある。これ、間違えてる」と早速ぼけて笑わせた。

また金曜パートナーの磯山さやか(38)から「まだ信じられない方もたくさんいらっしゃるし、みんなそうだと思いますけど。上島さんが旅立ってしまいまして」と切り出されると、2人は声を合わせて「ええ!? 聞いてないよー!」。芸人らしく応じたが、ジモンは「まだギャグを言えるような感じでもなく、僕たちの中でもまだよく分からない」と本心も明かした。

ダチョウ倶楽部としてフジテレビ系ドラマ「やんごとなき一族」に出演する中での上島さんの訃報となったが、肥後は「ドラマがあったから、ダチョウ倶楽部が解散せずに済んだんじゃないかと。2人であのドラマに出してくれたので、じゃあ2人で頑張ろうと」と、2人でダチョウ倶楽部を続けることを決めた心中を語った。

一方で「ドラマ(撮影)に2人でいて、窓ガラスに肥後とジモンが映るんですよ。その時に『ああ、ダチョウ倶楽部、2人になったなあ』と感じて」と寂しさものぞかせ、「上島は大ボケで、肥後はツッコミ。ジモンはジモンなのよ。ガラスに映った2人を見ていて、『あれ? ボケいなくなった』と。残ったのがツッコミとジモンなんです。どうする!? って」と苦笑した。

ジモンは上島さんの存在について「俺はずっといると思っているから。いなくなってるなんて感覚はないんです。竜ちゃんはいつもいるんです」と語った。