ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループ、モーニング娘。’22森戸知沙希(22)が20日、東京・日本武道館のコンサート「モーニング娘。’22 CONCERT TOUR ~Never Been Better!~森戸知沙希 卒業スペシャル」でグループおよびハロプロから卒業した。約7年半のアイドル活動に終止符を打った。

14年11月にカントリー・ガールズ新メンバーとして選出され、17年6月からはモーニング娘。を兼任。卒業後は海外留学する。

森戸は「ちぃちゃん」の愛称で親しまれ、おちゃめさと努力家な一面を併せ持ったキャラクターが人気のメンバーだ。

MCで森戸は、「もう披露したんですけど途中で、『笑顔YESヌード』は、『~Never Been Better!』のツアーでもやっていなかったんですけど、私がモーニング娘。に加入して初めてのコンサートで、披露した思い出の曲なので、やりたいなーっていっていたら、セットリストに入りましたー!ラッキー!」と振り返った。

そして「あのライブ映像とかリハ映像とかみたら、本当に不安そうな顔していた踊っていた子がですね、あのー今となってはちゃんとモーニング娘。なんだなって、ちゃんと意識をもちながらパフォーマンスをできるようになっていて、なんかすごくうれしいなって踊りながら思いました」と成長を実感していた。

リーダーの譜久村聖(25)からは「ちぃと過ごす5年間は、本当に本当に宝物です。私にとってちぃは、かわいいし、かっこいいし、尊敬するし、特別だし、いとしいし。本当にいろんな感情にさせてくれる子です。ちぃがいないと無理なんじゃないかなって思わせるくらい、たくさん助けられたし、大切に思っています。この5年間をそういう風に感じられるのは、ちぃの努力だったり、頑張りがあったからこその5年間だったと思います。私たちと、モーニング娘。と出会ってくれてありがとう」と感謝の思いを伝えられていた。

アンコール後には、メンバーカラーの白ドレス姿で登場。白のペンライトが会場を埋め尽くす中、「歌詞に共感できる」という理由で選曲した「みかん」をソロで披露した。

この日は、最新シングル「Chu Chu Chu 僕らの未来/大・人生 Never Been Better!」を含む全27曲をパフォーマンス。春ツアーの千秋楽を走りきり、約9000人のファンを魅了した。【佐藤成】