歌手和田アキ子(72)が10日、TBS系「アッコにおまかせ!」(日曜午前11時45分)に生出演。安倍晋三元首相が8日に銃撃され、死去した件について思いを語った。

和田は「胸が痛いというか…私は個人的にですけど、お食事するところがこの局(TBS)のすぐそばにあって。(安倍氏と)そこでよくお会いして、一緒にお写真撮らせてもらったり普通に話したりしてたので、昨日のラジオの生放送(ニッポン放送『アッコのいいかげんに1000回』)やるのもひきづっちゃって大変だったんですけど」と安倍氏との交流も含め、心境を話した。

そして「こればっかりはね…言える言葉は、心よりお悔やみ申し上げますとしかもう、言いようがないし、日本でこういうことが起きたんだっていうことを、個人個人が考えて自覚して、暮らしていけばいいと思いますけど、大変なことですねこれは。お悔やみ申し上げます」と親交があった安倍氏が凶弾に倒れたことに、気持ちの整理がまだつかない様子をうかがわせ、神妙な面持ちで悼んだ。

和田は、事件にショックを受けている様子の出演者らに対しても「でもまあ生放送ですからね。もちろんキャスティングも前から決まってますけど、みんな『悲しい』っていう以外にコメントが難しいよね。『どう思う?』って言えないもの」と気遣いつつ話した。

安倍氏が襲撃された直後から、テレビ各局は緊急特番を放送し、当時の生々しい映像などを報じた。和田は「この業界にいながらこういうこと言うのもなんですけども、白昼にテレビで私たちにも(事件当時の様子が)全部見えちゃったということが、これがなんとも言えないですね。日本は比較的安全な国っていう神話がありましたから。ちょっとやっぱり考えなきゃ行けないということが多々あると思いますね。いろんな意味で」と複雑な胸中を明かし、「私はショックですねすごく」と続けた。