NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第81話の平均世帯視聴率が16・0%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第35話の17・2%だった。平均個人視聴率は8・9%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。

あらすじは、暢子が勤めるレストラン・フォンターナに暢子の同僚だった矢作(井之脇海)がやって来た。以前に店に多大な迷惑をかけていた矢作は、オーナーの房子(原田美枝子)に退職金をもらいに来たことだけを伝えて出て行った。その矢作は、最近は独立して家賃の高い場所で店を出し、初期投資をしすぎて借金を抱え、さらにはその店も客足が伸びずに資金繰りに苦労していた。同じ頃、和彦の母重子(鈴木保奈美)が、和彦の上司の田良島(山中崇)のもとを訪ねていた。2人の結婚を反対して欲しいと伝えたが、田良島は「無駄ですよ。次は披露宴でお会いしましょう」と同意しなかった。翌日、暢子がフォンターナに向かうと売上金やフォンターナの権利書が盗まれるトラブルが発生していた。数日後、コワモテの男たちがフォンターナに押しかけてきた。そのうちの1人が権田正造(利重剛)と名乗り、フォンターナの権利書を房子の前に出した。権田は矢作に融資していて、矢作が夜逃げしていなくなり、元金や利息も払ってもらえなくなり、返済にと権利書を預かっていたことを話し、その権利書を1000万円で買い取って欲しいと房子に要求した。