俳優の伊東四朗(85)が6日、パーソナリティーを務める文化放送「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛(パッション)」(土曜午後3時)に出演。テレビ番組で共演していたキャンディーズとの思い出について語った。

番組では「夏の歌にこだわる」を特集し、リスナーからのリクエストを次々に紹介。番組のラストに選曲されたのがキャンディーズの往年のヒット曲で1977年(昭52)に発表された「暑中お見舞い申し上げます」だった。

伊東はキャンディーズの3人と人気番組「みごろ! たべごろ! 笑いごろ!」(テレビ朝日系=76~78年)で共演した経緯がある。伊東は感慨深い様子で「キャンディーズの歌を流してくれてありがたかったな~」と感謝。

その上で「うれしかったなあ。一度、キャンディーズとバスを貸し切って旅行に行ったことがありました。旅館に行ってみんなで宴会をやって、浴衣で。そのときに浴衣姿でキャンディーズが『年下の男の子』(75年)を歌ってくれたんですよ。『みごろたべごろ』の慰労会だったんです。これも懐かしい思い出です」と70年代後半の思い出を明かした。

キャンディーズは、伊藤蘭(67)藤村美樹(66)、田中好子さん(享年55)の3人で1973年(昭48)「あなたに夢中」で歌手デビュー。歌手活動のほかテレビのバラエティー番組にも多数出演して国民的な人気を得た。田中さんは78年のキャンディーズ解散後も女優として活躍。2011年(平23)4月に病魔との闘いの末、天国に旅立った。

愛称スーちゃんの田中さんは、伊東や小松政夫さん(享年78)とともに「電線音頭」を天真らんまんに歌い、多くの視聴者に愛された。