米俳優ジョニー・デップ(59)が名誉毀損(きそん)で元妻で女優のアンバー・ハードを訴えて勝訴した裁判で、お蔵入りとなっていたデップの元恋人の女優エレン・バーキン(68)の証言内容が明らかになり、初めてのセックスで薬を渡されたと語っていたことが分かった。バーキンによると友人関係だった2人は、1994年に初めてデートする関係になったといい、自宅のリビングルームで膝の上に引き寄せられ迫られた際のエピソードを披露。「少しだけ抗議すると、彼はしなくなった」と話した後、「抗議」の内容を問われると「性的暴行を受けたわけではない」と述べたというが、バーキンはその後にデップからクエイルード(鎮痛剤)を渡されて「やりたいか?」と聞かれたことを明かしたという。英デイリー・メール紙は、バーキンは交際中に酔ったデップからワインボトルを投げつけられたことがあり、怒鳴られ、言葉の暴力があったと告白していたと伝えている。敗訴したハードは判決を不服として控訴しており、それに対抗してデップも裁判所に控訴状を提出している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)