女優米倉涼子(47)が、ブラッド・ピット(58)主演の映画「ブレット・トレイン」(デヴィッド・リーチ監督、9月1日公開)で、日本語吹き替え声優を務めることが決まった。サンドラ・ブロック(58)演じる物語のキーパーソン、マリアの声を務める。

伊坂幸太郎のベストセラー小説「マリアビートル」をハリウッド映画化したアクション大作。殺し屋のレディバグ(ブラッド・ピット)が、ミッションのため乗り込んだ東京発の超高速列車でトラブルに巻き込まれていくストーリー。米倉は、レディバグに電話越しに指令を出す謎の女、マリアを演じる。不運続きのレディバグを励まし、的確な指示で任務遂行に導こうとする役どころだ。

スピード感たっぷりの作品について米倉は「度重なるアクシデントで、息も止まってしまいそうでした。見応えがあり、瞬きもできないほど!」とコメント。ブラッド・ピットと声での“共演”が実現し「小さい時から見ている大御所俳優なので、画面を通じて一緒にお芝居しているという感覚だけでもうれしかったです」と喜んだ。

本作には剣の達人、エルダー役で真田広之(61)が出演する。メインキャラとしてハリウッド大作に出演する姿をまぶしく感じており、米倉は「すごく仲良くさせていただいている俳優さんなので、私まで誇り高い気分で見ていました」と笑顔。「ここまで来るところまで苦労されているのをずっと見てきていますから…格好いいなと思います」と語った。

また、作品のキャッチコピーにちなみ「人生最悪の瞬間」を聞かれると、米倉は「特急電車とホームの間に落ちたことがあります。傷だらけです…」と高校生当時のことを回想。自力ではい上がれたものの「制服を着ていたんですよね。短めのスカートにして。それで、すねも全部10年くらい痕が取れなかったです」と、苦い思い出を明かした。