宝塚歌劇団は16日、7月29日から上演を取りやめている月組公演「グレート・ギャツビー」(兵庫・宝塚大劇場)について、19日から再開させると発表した。20日ぶりの上演となる。

同公演をめぐっては、公演関係者から、新型コロナウイルス感染者が確認され、7月29日以降、中止延長が重ねられ、ここまで、18日までの上演取りやめが決まっていた。

同劇団ではこの日夜、公式ホームページに「公演の準備が整いましたことから、8月19日13時公演より、公演を再開いたします」と報告。「ご観劇を心待ちにしておられたお客さまには、大変ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心よりおわび申し上げます」と伝えた。

同公演は、月組トップ月城かなとが主演し、当初は7月16日に開幕予定だったが、稽古期間中に公演関係者から感染者が出て、初日を同22日に遅らせて上演開始。6日遅れて幕を開けたものの、その後、感染者が確認され、同29日から休演が続いていた。

劇団では、公演実施にあたって、感染予防対策を徹底。定期的なPCR検査なども続けており「お客さまにより良い舞台をお届けできるよう、また、安心してご来場いただけますよう、出演者・スタッフをはじめ関係者一同、全力で努めてまいります。お客さまには、引き続き、感染予防の取り組みになにとぞご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます」とした。

同公演の宝塚大劇場公演は8月22日まで、東京宝塚劇場は9月10日~10月9日までの日程になっている。