ミスマガジン2021の6人が主演を務めた映画「グリーンバレット」(阪元裕吾監督)初日舞台あいさつが26日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた。この日は、グランプリの和泉芳怜(18)、ミスヤングマガジンの山岡雅弥(17)、ミス週刊少年マガジンの天野きき(17)、読者特別賞の辻優衣(20)、審査員特別賞の大島璃乃(21)、内藤花恋(19)が勢ぞろいした。

和泉は「私は12時(26日)になった瞬間に、ミスマガ6人のLINEグループに『公開おめでとう』って送り、ドキドキしながら始まった1日でした」と公開を喜んだ。一方で「ききだけ(返事が)返ってきてないんですけど…」と天野に突っ込んだ。これには天野も「毎日(LINEが)本当にうるさくて」と苦笑した。

「グリーンバレット」は、女の子の殺し屋2人組を描いた21年の映画「ベイビーわるきゅーれ」で知られる阪元裕吾監督が、殺し屋ビジネスネットワーク“関西殺し屋協会”の、京都最強と呼ばれるフリー契約の殺し屋・国岡昌幸の日常、生活を描いたフェイクドキュメンタリー「最強殺し屋伝説国岡[完全版]」のスピンオフ作品。プロの殺し屋を目指す山田ふみか(和泉)、今井美香(山岡)、神里はるか(天野)、東雲唯(辻)、鹿目梨紗(大島)、沖田響(内藤)の6人は、京都最強の殺し屋・国岡(伊能昌幸)がインストラクターを務める訓練合宿に参加。しかし、6人の個性がさく裂し、国岡でも全くコントロールができず、トレスがピークに達した中、ある事故が暴発する物語。

大島は、殺し屋・国岡を演じた伊能昌幸(26)について聞かれ「(伊能は)しれっと、殺しそうですよね。知らないうちに私たちも人数、減っていくと思い怖かった」と笑いながら撮影を振り返った。

阪元監督は「4、5つくらいある。ここの人たち(ミスマガジンの6人)とも絡むみたいのもあるし。『グリーンバレット』は、2を撮りたいですし、国岡さんの移民分からない社会人サークルへの潜入捜査編とか、地獄の出張編とか、殺し屋専用のジム兼タピオカ屋とか…いっぱい考えていますね」と続編や新作の構想を明かした。その上で「来年かは分からないけど、ドンドン、撮りたいものですね。また6人で、また面白いことしたいですね」とミスマガジンの6人に呼びかけた。

また、殺し屋兼合宿場オーナー浜辺悠仁役で出演した、板尾創路(59)がコメントを寄せた。

板尾 実は私、この完成品を見る前に「トップガン(マーヴェリック)」を、IMAX上映で見てしまいました。そして興奮し、感動し、涙しました。そんな「トップガン」モードのままで「グリーンバレット」を見ました。なんと何と、6人の少女たちの無垢(むく)な演技に心を持っていかれ「トップガン」感動を上書きしてしまいました。何がすごいって、この短期間と低予算で、トム・クルーズはこんな良質な映画、作れないんじゃないかな? 1つ負けているとすれば「グリーンバレット」はIMAX上映してないくらい。いやぁ…ミスマガジンすげぇ。あなたたち6人なら芸能界の「トップガン」に、きっとなれると思います。今後の活躍に期待しています。最後に…街で会っても、絶対に声をかけないでね。その代わり、現場で会った時は絶対に声をかけてね。次、会えるのを楽しみにしています。阪元組バンザイ!

撮影現場で、板尾に人生相談をしたという和泉は「『撮影がすごい楽しくて、もし次の現場が決まった時、みんながいない、この空気じゃなかったら頑張れるか分からないです』と言ったら『そう思えると言うことは大事だし、1回目の現場が、本当に良い現場で良かったね。大事にしな』と言ってもらいました」と感謝した。