今月1日にレコードデビュー50周年を迎えた郷ひろみ(66)が29日、東京・ソニーグループ本社ビルで「レコードデビュー50周年記念式典」に出席し、ファンへ涙ながらに感謝した。

抽選で選ばれた「50」人のファンに見守られる中、午後5(GO)時「50」分に式典がスタート。きらびやかな赤ジャケットに白のシャツ&パンツ姿で登場し「こういう機会を設けていただいてうれしく思います」と笑顔を振りまいた。

72年8月1日に「男の子女の子」で歌手デビュー。50年の月日を振り返りつつ、デビュー以来、所属するレコード会社「ソニーミュージック」や関係者に感謝する中で、ファンのことを思うと、声を詰まらせた。

「何よりも、僕の大切な、ファンの人に…。感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。50年間もこうして支えてくれて、本当に本当にありがとう! そして、これから僕は皆さんのためだけに、歌を歌っていこうと思います」

涙の決意とともに、代表曲「言えないよ」「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」や、最新曲「ジャンケンポンGO!!」やデビュー曲を披露した。

12月21日に「オールタイム・ベストアルバム」を発売し、同26日に東京・日本武道館で記念コンサートを開催することも発表した。「1日でも長く、大好きな歌を歌えるように。僕の中ではずっと“郷ひろみ”を続けているだけ。僕が存在している意味を大切に、前を向いてやっていきたいです!」。【大友陽平】