12日放送の女優波瑠(31)の主演するフジテレビ系連続ドラマ「魔法のリノベ」(月曜午後10時)第9話世帯視聴率が13日、5・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、速報値)と分かった。初回から7・4%、6・7%、6・7%、6・2%、6・1%、6・3%、6・2%、6・0%だった。

個人視聴率は3・3%。初回から4・1%、3・8%、3・7%、3・5%、3・4%、3・6%、3・4%、3・3%だった。

住まいに新たな価値をつくり出す「住宅リノベーション」をテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題の“魔物”に立ち向かう。波瑠演じる主人公・真行寺小梅と、間宮祥太朗(29)演じるシングルファーザーの福山玄之介が、福山家が経営する「まるふく工務店」の営業職のコンビとなり奮闘する。

第9話で、互いの思いを伝えあった小梅と玄之介の間に、どこか甘い雰囲気が漂う。そこへ人気テレビ番組「グレートマミーと風まかせ7人兄弟」で注目を集める大家族から、リノベの依頼が舞い込む。当然、テレビカメラによる撮影も行われるため、メディアデビューだとはしゃぐ一同。

しかし、母・珠江(池谷のぶえ)と7人の子供たちが暮らす真野家を内見した小梅と玄之介は、想像をはるかに超える乱雑ぶりに驚く。小梅はがぜん闘志を燃やし、山登りの際に2人で訪れた「一休食堂」の案件は、ひとまず玄之介主導で進めることになる。ところが、玄之介から「一休食堂」の名を聞いた蔵之介(遠藤憲一)は顔色を変え、そこへ有川(原田泰造)が乗り込んでくる。

再び真野家を訪れた小梅は、竜之介(吉野北人)が考えたプランを一家に提案する。だが、それをきっかけに、長女の樹愛留(じゅえる、宮崎優)と次女の帝愛羅(てぃあら、駒井蓮)が大げんか。帝愛羅は、家族の前で“ある秘密”を暴露してしまう。

さらにその帰り道、玄之介の元には「一休食堂」の店主・飛山剛志(大友康平)から電話が。とある筋から玄之介の正体を吹き込まれた剛志は「あんたのおやじがやったことは忘れてねぇんだよ! 2度と顔見せんな」と、殺気立った口調で「まるふく工務店」を拒絶する。蔵之介と「一休食堂」の間には、何やら因縁がある。そう察した玄之介と小梅が尋ねると、蔵之介は意外な過去をポツリポツリと語り始めた。