前田敦子(31)が12日、都内で、主演映画「もっと超越した所へ。」(山岸聖太監督、10月14日公開)完成報告試写会に、共演のSexy Zone菊池風磨(27)らと出席した。

前田演じるダメ恋愛体質の真知子と菊池演じるバンドマン志望の怜人の関係を中心に、ダメ男を引き寄せる女たちの恋愛模様を描く。

前田は作品について「どのカップルもいとおしいし、声を出して笑ってもらえるところもある」と紹介。また「結局、カップルでいるのはすごく幸せなこと。いろいろあるけど、人間としてのパワーや元気をもらえるのはそこなんじゃないかな。恋愛って楽しいねと思ってもらえたら」と話した。

恋人同士を演じた菊池については「風磨君が結構人見知り。久しぶりに会うと距離感がゼロに戻ってる」と前田。それを自覚する菊池が「ゼロどころかマイナスになる」と応じると、前田は「今は頑張って目を合わせてくれようとしているんだな」と笑った。

元々友人関係だったという伊藤万理華(26)とOKAMOTO’Sオカモトレイジ(31)はカップルを演じ、伊藤は「レイジ君が本格的なお芝居が初めてだったので、一緒にプリクラを撮りに行こうって誘ったり、公園でしゃべったり」と役作りを明かした。これを聞いていた前田と趣里(31)は、声を合わせて「いい~!」と憧れのまなざし。司会の「風磨さんとはやらなかったんですか?」との質問に前田は「風磨君と公園でしゃべろうっていうのは難しい…」と答えて笑いを誘った。

作品では4組のカップルが描かれ、ヒモ男、ノリと勢いだけの男、プライドが高すぎる男、結局自分が一番かわいい男と、タイプの異なる“クズ男”登場。イベントでは試写会後に行われた「どの男が一番許せないか」とのアンケート結果が報告された。

「チャラすぎる」「未熟」「顔がいいだけ」などとするコメントとともに菊池演じる怜人が選ばれたことが明らかになると、菊池は「何にせよ1位はいいことですから。そこまで言ってもらえるのは逆によかった。あと、『顔がいい』と言ってもらえた。ありがとうございます」と笑みを浮かべた。役柄の話ながら、責められているかの展開には「口数減っていっちゃう」と苦笑いだった。

三浦貴大(36)千葉雄大(33)根本宗子氏(32)山岸監督も登壇した。