高倉健さんが主演した1999年(平11)の映画「鉄道員(ぽっぽや)」などを手掛けた、元東映編集技師の西東清明(さいとう・きよあき)さんが7月18日深夜0時、多臓器不全のため埼玉県所沢市内の病院で亡くなった。81歳だった。

東映が13日、発表した。通夜・告別式ともに済ませた。喪主は妻・美好(みよし)さん。

西東さんは1941年(昭16)3月13日、石川県小松市生まれ。61年に東映に入社し、東映東京撮影所で映画の編集を担当。主な作品に「二百三高地」(80年)「麻雀放浪記」(84年)「Wの悲劇」(84年)「あぶない刑事リターンズ」(96年)「時雨の記」(98年)など。

「鉄道員(ぽっぽや)」と、同じ高倉さんが主演した01年の「ホタル」で、日本アカデミー賞優秀編集賞を受賞した。