松井玲奈(31)が13日、都内で、音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」(11月6日~30日、東京・明治座)の製作発表に登壇し、「かっこいい女性を見せられたら」と意気込みを語った。

本作はシェークスピアの史劇「リチャード三世」の物語に、昭和歌謡界の要素を加えた作品。主役は俳優中川大志(24)が務め、醜い風貌と不遇な宿命を背負う「鳴尾定」が、美貌の歌手「桜木輝彦」となり、報復へ動くストーリーとなっている。

松井が演じる「蘭丸杏」は、鳴尾家に怨念を抱くレコード会社の女社長。「とてもかっこよくて、強くて、悪い女性というイメージがあります」。これから本格化する稽古へ向け、「彼女の正義と悪を理解し、かっこいい女性を見せられたらと思います」と意欲を示した。

劇中では、中村中(あたる=37)とともに歌唱するシーンもあるという。「楽しめたらいいなと思いつつも緊張はするので、中ちゃんを頼りながらやりたいと思います」と笑顔で話した。

福本雄樹(29)、浅利陽介(35)らも共演。作・演出は、NHKのバラエティー番組「LIFE!~人生にささげるコント~」などの脚本を手がける倉持裕氏(49)が務める。

11月の東京公演後は、福岡公演(12月8日~12日、キャナルシティ劇場)、大阪公演(12月17日~25日)が開催される予定。