女優石崎日梨(23)がフジテレビ系「エルピス-希望、あるいは災い-」(10月24日スタート、月曜午後10時)で、初の連続ドラマレギュラー出演を果たす。

今年6月新事務所に移籍したばかりで、長澤まさみ(35)主演の同ドラマ出演をつかんだ。今年2月には初グラビアも披露。活躍の場を広げている注目株が、さらなる飛躍へ向けた思いを語った。

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石崎は自身初の連ドラレギュラー出演に「ずっとやりたかったことなので、うれしかったです。まだ本当に1歩踏み出しただけです。応援してくださっている方に喜んでもらえるように今後も頑張っていきたいです」と喜びを語った。

「エルピス」はスキャンダルでエースの座から転落したテレビ局のアナウンサー、浅川恵那役の長澤とバラエティー番組の若手ディレクターらが、死刑が確定した連続殺人事件の真相を追う社会派エンターテインメント作品。石崎は恵那がスキャンダル後に起用される深夜情報バラエティー番組「フライデーボンボン」のレギュラーを務める7人の“ボンボンガール”という出演者の1人、山内ひかり役として長澤らと共演する。

シリアスな展開の中で、石崎が出演するシーンはホッと一息つけるような時間になるという。石崎は「私はグルメ、飲みが担当で、おいしく食べたりする場面もあります。テンションが高い役柄で、足つぼマットに乗ったりもしています」と語り「シリアスな内容の中で楽しいシーンもお見せできたら」と力を込めた。

長澤との共演については「明るく振る舞う中でも何かを抱えているような繊細なお芝居をされていて勉強になる部分は多いです。恐れ多くてあまりお話はできていないですが(セットの)装置から落ちそうになって長澤さんが支えてくれたことはありました(笑い)」と振り返った。

幼少期からバレリーナを目指してクラシックバレエに励んでいた。中学2年時に「身長や骨格などで上を目指すのが難しくなって」と悩み、姉の勧めで受けた「第13回全日本国民的美少女コンテスト」をきっかけに芸能界入り。今年6月に所属事務所も移籍し、心機一転の気持ちで受けたオーディションで今回の出演をつかんだ。

憧れの女優像にはオードリー・ヘプバーンを挙げ「人柄も含めて、こういう雰囲気の女性になりたいと思ってお仕事をしてきました。今までは素の自分に近い役柄も多かったので、これからはかけ離れた役にもチャレンジしていきたいです」と笑顔で意気込んだ。【松尾幸之介】

◆石崎日梨(いしざき・ひな)1999年(平11)1月23日生まれ、千葉県出身。12年の「第13回全日本国民的美少女コンテスト」出場を機に芸能界入り。14年「ミスiD」で竹中夏海賞受賞。NHK・Eテレ「NHK高校講座 ベーシック英語」のレギュラーなどを務め今年6月、デビューから約10年所属した芸能事務所オスカープロモーションから、YouTuberらをマネジメントするUUUMのグループ会社でもある芸能事務所HONESTへ移籍。インドア派で夜は部屋でアロマキャンドルに癒やされるのがマイブーム。155センチ。