英国のウィリアム皇太子(40)が19日、ロンドン郊外のウィンザー城の敷地内にある聖ジョージ礼拝堂で行われたエリザベス女王国葬後の礼拝で、確執が取り沙汰されている弟ヘンリー王子(38)と妻のメーガン妃(41)に自分たち家族と一緒に座るよう手を振って招く様子を見せたと、エンターテインメント情報番組エンターテインメント・トゥナイト(ET)が報じた。

報道によると、礼拝では女王のひつぎの側面を前にした最前列に端から兄ウィリアム皇太子、長男ジョージ王子(9)、キャサリン皇太子妃、長女シャーロット王女(7)の順で座り、その隣にヘンリー王子、メーガン妃(40)と並んで座っていた。2020年に公務から退いたヘンリー王子は、軍服の着用が認められず、モーニングスーツ姿だった。ひつぎを挟んで兄弟の向かい側の最前列には、女王の子供である三男エドワード王子とソフィー妃、その子供たちが並んで座っていた。ピープル誌は、席順はほぼ年齢順で決められていたが、家族が離れて座ることはなかったと伝えている。

ヘンリー夫妻は、ウェストミンスター寺院で行われた国葬でも、チャールズ国王とカミラ王妃の真後ろの2列目に座っていた。

8日に96歳で死去したエリザベス女王の国葬は、世界各国からの要人ら2000人以上が参列してロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われた。女王のひつぎはその後、ウィンザー城に運ばれ、近親者のみによる埋葬の礼拝が行われた。同日夜には、昨年死去した女王の夫フィリップ殿下も眠る礼拝堂の一角に埋葬された。埋葬は非公開で行われた。

(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)