元少年隊のメンバーで演出家の錦織一清(57)が20日、大阪市内で、作、演出を務める舞台「サラリーマンナイトフィーバー」(10月28~30日、大阪松竹座)の取材会に出席し、“大阪愛”を語った。

錦織は大阪の印象について「滞在時間が東京の次に圧倒的に長い第2のふるさとです」と語り「大阪弁は無形文化財だと思っている。ちょっと会った人でも面白いことを言ってくれる、面白い町だと思っています」と魅力を口にした。

20年に初上演された同作は、1人娘を持つサラリーマンが娘の願いをかなえるために奔走する人情コメディー。

今回はキャストを一新し、錦織にとって5年ぶりの舞台出演を果たす。

「そんなに出ていなかったのかという感じ。もっと出たかったけど自分で本を書いていると出にくいのが実情」と語った。

また、役者として錦織は「お芝居は、良い人の役より悪い人の役の方が面白い。刑事ドラマだったら絶対に犯人をやりたい」とひそかな思いも口にした。

今回の公演は8月23日の宮城・仙台電力ホールを皮切りに、これまで全国5カ所を巡演。大阪公演で千秋楽を迎える。