覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪で起訴されたアイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー田中聖被告(36)の初公判が22日、千葉地裁松戸支部で開かれた。田中被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 

川崎つばさ法律事務所の川畑さやか弁護士 田中被告人は6月20日に覚醒剤取締法違反(使用、所持)で名古屋地裁から懲役1年8月、執行猶予3年の判決を受けていますが、7月4日に控訴しています。

覚醒剤の使用や所持の犯罪では、前刑確定後に再犯をすると、特例がない限り再犯の事件に執行猶予がつけられなくなります。6月20日の判決は控訴されて刑が確定していない状態なので、今回の件では法律上、執行猶予をつけることが可能です。しかし、執行猶予をつけるかどうかは裁判官の裁量に委ねられます。前刑言い渡し後すぐの再犯である今回の事件では、裁判官が実刑判決を言い渡す可能性が高いと思われます。