米俳優で映画監督のタイラー・ペリー(53)が21日、米NBCテレビの朝情報番組「トゥデイ」に出演し、英国のエリザベス女王の死去で世界中の注目を集めたヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)について「2人はとても愛し合っている」と語った。 

ペリーは20年3月に王室を離脱してカリフォルニア州に移住した直後の夫妻に、ビバリーヒルズの邸宅を提供していたことで知られる。「彼らにとって、非常に困難な時期でした。私が知っていること、世界に知ってもらいたいと思っていることは、2人がどれほど互いを愛しているかということです」と離脱直後の夫妻について語り、夫妻の愛に感動したため、支援を申し出たことを明かした。

長男アーチー君(3)と家族3人でロサンゼルスに移住した夫妻を支援するため、自分ができることは何でもしたかったというペリーは、夫妻がロサンゼルス北部のサンタバーバラに新居を購入するまで安全に暮らせる場所を提供したという。

メーガン妃は最近のインタビューで、ヘンリー王子と結婚した直後の18年にペリーと友人になったことを明かしていた。2人に直接の面識はなかったが、ハリウッドから王室に嫁いだ妃の前途を祈り、必要な時は支援を惜しまないとメッセージを受け取ったことから交流が始まったと述べていた。

王室を離脱した夫妻は当初、カナダに居住していたが、自宅がマスコミに発見されて安全ではなくなったため、ペリーに助けを求めたようだ。夫妻は、セキュリティーが万全なペリーが所有する1470万ドルの豪邸に数カ月間滞在した後、サンタバーバラに1465万ドルで豪邸を購入して一家で引っ越した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)