日本テレビは26日、都内の同局で定例社長会見を行った。石澤顕社長らが8月末に放送した「24時間テレビ45」について語った。

今年は3年ぶりの有観客開催で行ったほか、公道での単独チャリティーマラソンも5年ぶりに復活。石澤社長は「準備段階から見て、制作現場ではいろんな決断、決心をしてつくりあげた今回の24時間テレビだと思いました」と振り返り「コロナ禍の中で工夫をしながら収録ロケを積み重ねてきた結果、非常に練り込まれたいい形のものが全体の進行としてもしっかりとひとつにつながって、みなさんにお届けできたのではないかと思います」と評価した。

番組全体の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も昨年から1・8%上昇。クライアントからも「コロナ禍があけた先の雰囲気をしっかりと展開してくれた」と評価する声を受けたことも明かし「視聴者の方も支持をしてくれたと思いますし、大いにこうしたところを評価したいと思います」とした。

また、石澤社長は今年限りで歌手活動からの引退を発表している加山雄三(85)が、自身が作曲した番組テーマソング「サライ」を披露したことにも言及。本番前に控室を訪れて会話したことを明かし「ごあいさつに行ったんですけど、逆に加山さんから深々とお辞儀をしてお礼を言って頂きました」と明かし「私としてはここまでサライを歌っていただいた、作って頂いた生みの親。今日で最後というところで、しっかりとサライを歌いあげて頂きまして。心から感謝を申し上げる次第です」と語った。

福田博之常務は、メインパーソナリティーを務めた登録者数356万人越えのYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」のメンバー、嵐二宮和也、KAT-TUN中丸雄一、Hey!Say!JUMP山田涼介、Sexy Zone菊池風磨の4人とチャリティーランナーとしてマラソンに挑戦した、お笑いコンビ、EXITの兼近大樹の活躍にも触れた。

ジャにのちゃんねるについては「4人全員が日本テレビの週末の番組にレギュラー出演していただいております。いつもとてもお世話になっている気心の知れた仲間。時には笑い、時には熱く語り、涙しながら24時間テレビを一緒につくりあげることができたと思っております」と振り返った。番組終盤に二宮が「やっぱりテレビってすごいな、いいなと思いながら走りきりました」と口にしたことへの感謝も語り「そうしたコメントをしていただいたことが本当にうれしかった。来年も頑張ろうと思いました」と語った。

兼近については「公道マラソンは周到な準備で臨みました。最後まで明るく、走ってくれた兼近さんに『会いたい!』という番組テーマを体現していただきました」と語った。