俳優光石研(61)橋本じゅん(58)高橋克実(61)らが30日、都内で、10月6日スタートのBS-TBS連続ドラマ「帰らないおじさん」(木曜午後11時)の制作発表会に出席した。

同作は西村マリコ氏の同名漫画のドラマ化で、主演の光石、橋本、高橋演じる3人の「おじさん」が自由を謳歌(おうか)する姿を描いた物語。

おじさんそれぞれとの共演の印象を問われた光石は「橋本さんとは何度かあるんですけど、高橋克実さんとは初めて。四十数年この世界いるけどお会いしたのも初めて。勝手にリスペクトしていた方。お芝居も面白いし、すごいふざけるんですよ。それがおもしろい。3人で刑事ごっこやったり。その辺の波長がものすごく合って楽しかったです。最高の共演者でした」と信頼を示した。

高橋は「映画界のレジェンドですから、光石研というのは」と絶賛し「世の中はそう思っていますよ、ちゃんとしてくださいね」と語りかけた。続けて「世代が一緒っていうのはあった。ことごとく質問すると(答えが)同じことが多くて相性が良かった。(橋本)じゅんちゃんには劇団にも出させてもらったことあるし、ドラマもあるし。(撮影の合間には)会話の中でそういうふうにならないだろうっていうのを全部2時間(刑事)ドラマの設定にしたり。どうしても劇団出身なので、ついついセリフあわせをする。急に2時間ドラマの取り調べのシーンになったり。がけっぷちのシーンで、光石さんが『じゃあ全部、いいます。わたしがやったんです』とかいいだして。スタッフさんが『あの(次のシーン)撮りたいんですけど』とかなったりとか。楽しい現場でしたから。メイキングの方が面白い。最終的にヒットしたのは『警察24時』の博多弁編。有料でもいいです」と撮影の裏側での盛り上がり具合を明かした。

橋本は「名優の大先輩おふたりがふざける。ぼくはその笑いをこらえるのが必死だった。得したって感じですよね。ちょっと課金じゃないとお見せできないような見事なやりとりが延々と。最前列で見されていただいた。ぼくの夏祭りで買ってきた宝物」と光石と高橋のやりとりを振り返った。

その上で「光石さんは何でもできるんだなって。レジェンドの名にふさわしい。普段も素晴らしいですけど、オフではそれを上回るようなポテンシャル。まだ見せていない二の矢、三の矢がある方。克実さんは初めてご一緒したのは(劇団)新感線。最初の出番でめちゃめちゃ面白い方だなって思っていたら、やっぱり面白かったです」と絶賛した。

AKB48清水麻璃亜(25)も出席した。