演歌歌手鳥羽一郎(70)が1日、東京・浅草公会堂でデビュー40周年記念コンサートを行った。

約1000人のファンを前に「兄弟船」「男の港」など、真骨頂といえる“海の男の歌”の数々を熱唱。内館牧子さん作詞の「カサブランカ・グッバイ」など、海のイメージとは無縁のハイカラな曲も披露した。

同じ事務所「クラウンミュージック」に所属する歌手全5人(川野夏美、瀬口侑希、津吹みゆ、一条貫太、木村徹二)が登場し、鳥羽との歌唱とトークで会場を盛り上げるコーナーもあった。

開演前の取材では40年を迎えた思いなどを語った。 

-40周年を迎えての感想は?

長いようで短い40年。何とも言えないな…。複雑な気持ちです。

-今日のコンサートの見どころは?

クラウンレコード(現・日本クラウン、所属レコード会社)は、間もなく60周年を迎えます。いろんな先輩たちが沢山デビューして、今も現役で活躍されてます。そんな方々の名曲の数々を私はデビュー前に歌っていました。今回40周年のコンサートを行うにあたり、そのクラウンの歴史に残る名曲の数々を、同じ事務所の後輩たちと再現してみたいと思い、私から後輩たちにお願いして、一緒にやることになりました。

-ファンに向けて一言を

40周年は一つの通過点。この先45年、50年を目指して、長く歌っていけるように体を鍛えて頑張ります。