お笑いコンビ、サンドウィッチマンの富澤たけし(48)が、落語家の三遊亭円楽さんを追悼した。

富澤は9月30日、「三遊亭円楽師匠がお亡くなりになったことを仕事中に聞き、体の力が抜けました」とブログを更新。「笑点という、師匠ばかりの緊張する現場で沢山話しかけて頂き、気持ちを楽にして頂いたのが円楽師匠でした。子供の頃から見ていた番組に出ている師匠が、自分達のことを知っていてくれたことに相方と凄く感激したことを覚えています」と、日本テレビ系「笑点」での共演を振り返った。

「笑点」だけでなく、ロケ番組や「円楽サンの会」公演でも一緒の時間を過ごした。富澤は「スラッとして私服もカッコ良く、色黒で腹黒で、爆笑を取って落語を終えて拍手の中、舞台袖に戻ってくる姿はシビれました。不倫の会見さえも笑いに変える面白くてカッコいい師匠でした」と故人の人柄を称賛した。

晩年の円楽さんは病気がちだったが、「それでも師匠は戻ってきて落語をやるんだろうな」と想像していた富澤。あるとき、「笑点」の楽屋で円楽さんが座布団を枕にして眠っていたそう。あとから「抗がん治療がしんどくて横になってた」と聞いたことを明かし、富澤は「あの円楽師匠が楽屋で横になるくらいだから、治療は相当ツラい物だったんだと思います。せめて今はそのツラさから解放されていることを願うばかりです」とつづった。「淋しいですが、芸人さんのいいところは亡くなっても面白いシーンがテレビで流れて、悲しくてもちょっと笑顔になれるとこかもしれませんね。円楽師匠、長い間お疲れ様でした。心よりお悔やみ申し上げます」と追悼している。