女優の福地桃子(25)が30日放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)で、坂口健太郎に大量の水をぶっかけて、視聴者の驚きを誘った。

坂口演じる北条泰時の妻初を演じる福地は、戦が始まりそうな状況の中でも酒に酔って眠っている泰時に「起きなさい」と声をかけるシーンから登場。その側には、父北条義時(小栗旬)の従者・平盛綱(きづき)と北条朝時(西本たける)の目の前で「太郎!鎌倉殿の一大事ですよ」「和田が御所を襲うんですって」「早くいかないと!」と声をかけるが、泰時は「だから私はあれほど…」とブツブツやる気のない言葉を吐くのみ。起きる気配は全くない。

それを見た平盛綱は「西門を守れと言うことだ」「父上はお前が指揮をとるよう仰せだ」と活を入れながら言い聞かせるも、泰時は「(お前に)任せた」の一点張り。そんな兄の姿を見た北条朝時は、「期待されて生きるのがそんなにつらいんですか?」「誰からも期待されないで生きてるやつだっているんだ」「そいつの悲しみなんて、考えたことないだろう!」と、怒りの感情混じりに強い言葉を投げかけた。

そんなとき、初は部屋の奥からおけいっぱいの水を運んできて、泰時に迷いなくかけた。さすがの泰時も目を覚まし、一気に身体を起こした。その場で見ていた盛綱や朝時だけでなく、視聴者までをハッと驚かすような、インパクトのあるコミカルなシーンとなった。