櫻坂46が9日、全国ツアーファイナルとなる東京ドーム2日目公演を開催し、キャプテン菅井友香(26)が卒業した。欅坂46時代から7年間献身的にグループを支え続けた功労者。最後までメンバーやファンから愛され、笑顔と涙で次のステージへ送り出された。

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菅井卒業で、櫻坂46は大きな転換期を迎えた。昨年末から一期生の卒業が相次ぎ、特に今年は渡邉理佐(24)と菅井という人気トップクラスの両翼を失った影響は相当に大きい。一方、18年夏の「坂道合同オーディション」に合格し加入した二期生が台頭している。20年のグループ改名とともに一気に二期生を前に出した、早めのシフトチェンジが功を奏した。

身長150・5センチの森田ひかる(21)と168・4センチの山崎天(17)の仲良し凸凹コンビは存在感抜群だ。2人と田村保乃(24)が既に表題曲センターを務めた。「坂道合同オーディション」組で3人の表題曲センター経験者がいるのは、乃木坂46、日向坂46の坂道グループ内でも最多だ。菅井の後任でキャプテンに就任する松田里奈(23)も二期生と、代替わりが進む。

関係者によると、今年オーディションを行い加入を控えている三期生も非常に粒ぞろいという。小林由依(23)ら一期生も健在。一時的に人数が減っても、ピンチをチャンスに変えるポテンシャルが十分にある。【横山慧】

櫻坂キャプテン菅井友香が全国ツアー千秋楽で卒業「欅坂も櫻坂もどっちも愛していただけたら」