ロバート・F・ケネディ人権団体から「リップ・オブ・ホープ・アワード(希望のさざ波賞)」を贈られることになっている英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(40)が出席する授賞式のチケット代が、100万ドル(約1億4000万円)で販売されていることが分かった。

英デイリー・メール紙などによると、来月6日に米ニューヨークで開催される授賞式と特別興行で、夫妻が着席すると予想される上座のテーブルに座るには4人で100万ドルを支払わなければならないという。

また、ほかにもVIPとしてレセプションに参加でき、夫妻と記念撮影することもできる特典付きの50万ドルのチケットも販売されているという。

授賞式と特別興行は、ジョン・F・ケネディ元大統領のめいであるケリー・ケネディ氏がホストを務めることになっている。デイリー・メール紙は、「裕福なアメリカ人はきらびやかなニューヨークのガラで、ヘンリー王子とメーガン妃と肩を並べるために最大100万ドルを費やさなければならない」と皮肉っている。

同賞は過去に、バイデン米大統領やオバマ元大統領、ビル・クリントン元大統領と妻のヒラリー・クリントン氏らが歴代米大統領も受賞していることで知られる権威ある賞で、人道活動への貢献が夫妻の受賞理由とされている。

しかし、一部歴史家からは慈善活動を始めてまだまだ日の浅いヘンリー王子夫妻の受賞に疑問を投げかけており、過去の受賞者と比較して「夫妻は何をしたのか?」と批判も出ている。ハリウッド内部からも、実績のない夫妻の受賞はコネ受賞だとのうわさが出ており、夫妻のドキュメンタリーを制作するネットフリックスとケネディ元大統領の弟ロバート・F・ケネディ氏の娘で映画プロデューサーのロリー・ケネディさんとの関係も指摘されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)