俳優で歌手の山崎育三郎(36)が17日、都内で行われた「スーツ・オブ・ザ・イヤー2022」の「アート&カルチャー」部門で表彰された。番組の収録と重なり、VTR出演した。BEAMS製のスーツを身にまとい、時計は税込みで約96万円もするグランドセイコーSBGE283タイプを着用し、堂々と語った。

「ありがとうございます。このような賞をいただけて、光栄に思います。僕自身の人生のテーマが、挑戦を続けること。本当に励みになります。ミュージカルでデビューして育ってきたんですけども、テレビ、ドラマ、映画、声優、ラジオ、MC、バラエティー、いろんなエンタメにチャレンジし続けています」。

人生での一番のチャンレジは、との問いに16歳での米国留学を挙げた。

「2000人の生徒の中で僕だけがアジア人。それこそ差別もあって、つらいことも多く、怖い目にも遭いました。3カ月くらいは1人ぼっちでいたんですけど、どうにか環境を変えたくて、1人でダンスパーティーに参加して。思い切って自分で決意して踊ったことから、学生生活が一気に変わりました。僕にとって、1歩を踏み出す勇気というのを留学時代に経験した。それが今の自分をつくっている原点です」。

スーツへの思い入れを語った。

「年を重ねれば重ねるほど、しっくりくるようになった。スーツは相手に対する敬意だと思っている。そして、姿勢がよくなる。自分にとっての一番きれいな姿勢でいられる」。

将来の意気込みについては「日本オリジナルのミュージカル作品が世界にいけるように。こだわってやっていきたい」と熱く語った。