先月28日午後9時1分に敗血症のため61歳で亡くなった渡辺徹さんの妻でタレントの榊原郁恵(63)長男の俳優渡辺裕太(33)が5日、榊原の所属事務所で、会見し、最期の様子を明かした。

榊原は最後に話したのは病院に送っていく際だといい「ふらついていたので、大した会話はしていないですけど『大丈夫?』と。日曜日だったので救急外来だったんですけど、私が間違えて救急車が入るところに止めてしまって『降りて、お父さん。降りていって』と、いつも通り雑な扱いで病院に入って行きました」と笑顔も見せながら説明した。

面会も出来る時間を設けてもらったといい「先生のご厚意で時間に合わせて。ベッドの所までは行ける状態」。裕太は「(渡辺さんの)意識があったのは先生によると、入院して主治医があいさつしてくれたときにはもうはっきりしていなかった」と話した。

裕太は最後の会話を「数週間前」とした上で「1カ月くらい前、実家に寄ったときに母が私に荷物を持たせて。弟に『兄さんも大変だな』と言われて、僕が『母親の息子歴33年だから慣れているよ』と話したら、父が『俺はお母さんの夫歴35年だからもっと慣れているんだよ』と。そういう会話をしたのが最後かもしれない」と会見中も終始和やかな様子で、気丈に渡辺さんとの思い出を語った。