演出家で脚本家の三谷幸喜氏(61)が作・演出する舞台「ショウ・マスト・ゴー・オン」の制作サイドが5日、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた俳優の浅野和之(68)の代役を三谷氏が務めることを報告するとともに、一部上演の中止についても発表した。

同舞台を制作するシス・カンパニーは公式サイトで、浅野のコロナ感染によって3日および4日の上演を中止したことや、直前の中止発表になったことを謝罪。浅野は発熱もなく無症状だが、医療機関の指導に従い、自宅隔離・療養のため10日まで出演不可能だとした。

浅野の代役を三谷が務め、6日午後6時開演公演から上演を再開するといい「ただし、どうしても三谷幸喜のスケジュールが調整できなかった12月7日(水)13時開演公演のみ公演中止とさせていただきます」とし、「当該公演をご観劇予定だった皆様には大変申し訳ないことではございますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます」と呼びかけた。

三谷氏はこれまで、左足筋損傷の出演を見合わせた俳優の小林隆の代役として11月7日、11日の福岡公演および同17、20日の京都公演に出演。さらに同25日には体調不良のため出演を見合わせた女優シルビア・グラブの代役も務めていた。