東山紀之(56)主演のABCテレビ・テレビ朝日系スペシャルドラマ「必殺仕事人」(8日午後9時放送)の取材会が6日、都内で行われた。

今作でドラマを卒業する遠藤憲一(61)との思い出を語りがなら、妻木村佳乃(46)の爆笑エピソードを明かした。

江戸にはびこる悪党を仕事人たちが成敗する痛快作で、遠藤は85年の「必殺仕事人V」に主演藤田まことさんの斬られ役として初登場した。東山主演の本シリーズでは、15年から瓦屋の陣八郎を演じている。

共演時のエピソード振り返る場面で、東山は「遠藤さんは僕の妻とすごく仲がいいんです」と交友関係を報告。また「家庭内の話ができる唯一の方。エピソードを話して笑ってもらうことがルーティンだった」と卒業を寂しがった。すると遠藤から「面白い話紹介してあげてよ」と促され、「家で『サザエさん』が流れてたんですって。佳乃ちゃんが料理している時に、ヒガシくんが帰ってきた。で、何て言われたんでしたっけ?」。

話のバトンを受け取った東山は「『ねえねえ、ノリスケさん』と言われました。旦那の名前間違えるんだ」と妻の言葉を明かして苦笑し、また別の日には「『ねえパパ、もんたよしのりさんと世良公則さんは別人?』と聞かれた。名前が違うから別人じゃないのかなと答えましたけど。(遠藤と)こんな話を撮影の合間に話すんです。僕のルーティンでした」と話し、会場を笑いに包んだ。

共演のTOKIO松岡昌宏(45)和久井映見(52)Hey!Say!JUMP知念侑李(29)も出席し、知念は遠藤について「カメラがまわっていない時の笑顔がチャーミング」、和久井も「普段の遠藤さんを拝見すると、役と重ならない。この世界の中で会えなくなっちゃうと思ったら…もう一度出てください」と遠藤の再登板を願っていた。

72年にスタートした「必殺」シリーズが50周年、藤田まことさんからバトンを受け継いだ東山主演の「必殺仕事人」も15周年を迎えた。