昨年7月に投資トラブルが発覚したTKO木本武宏(51)が23日、都内で会見を開いた。

木本は「いち早くお伝えしたかったのですが詐欺の可能性があるのか…調査しなければいけないという弁護士先生の話があった。投資した仲間、僕とは直接関係なくても被害に遭った方も判明した。そういう方から、刺激を与えてしまうので、会見をやらないで欲しいという声もあり、僕だけの気持ちで公の場で話すのは、どうかと思い、このタイミングになりました」と会見が遅れた事情を説明した。

その上で、経緯を説明した。「17年に仮想通貨に興味を持ち…ハマってしまいました。幾分かのお金を投資し、増えるさまを見て…人生で初めて。すごく面白くなった」と投機的なスリルにはまっていったと語った。その上で「暴落も経験し、資金を失って焦り、ネットの知識でトレードを始めた。興味を持つ仲間たちと意見交換する集まりを開いた。東京、大阪に仲間がいて…その中で、トレードに興味を持ち、勉強したいと思った時に、たけた若者…FXトレーダーAを紹介され数カ月、学んだ」と、FX(外国為替証拠金取引)に入って行った事情を説明した。

木本は「自分でやるのが自信がなく、お金を預けるので増やして欲しいと。Aからお金を出せというのでなく、任せた。周りに、こんな感じで増えるみたいやで、と言い、興味を持たせたのが過ち」と、周りを誘ったことが、自分の落ち度だったと反省した。さらに「自分が無知なのに、こうやで! と自慢げに話すところがあり、やろうという仲間を紹介してトレードが始まった。僕が紹介したと言ってもいい。結果的に10人、全員友人ですが、トータル1億7000万、預けて頑張って増やしてもらおうと進んだのは良いが、何カ月かたってAと連絡が取れなくなることが勃発した」と困難な状況に陥った流れを説明。「その前から、ちょっとAの言っていることが変わって不安だったが、頑張ってもらっているし、うまくいっていると報告もあったので、担保のために受け取れる分のお金だけ渡してと…トータル6000万、戻ってきてから連絡が取れなくなり1億1000万、宙に浮いた」と語った。