4人組ロックバンド「神はサイコロを振らない」が5日、Zepp Hanedaで、「Zepp Tour 2023『雪融けを願う飛行船』」のファイナル公演を行った。

ツアーのために新たに制作されたオープニング楽曲が鳴り響き、特殊形状のLEDをはうような映像演出と、特殊形状のトラスにも仕込まれた照明演出が会場の世界観を一変させる中、観客の拍手喝采に包まれながらメンバー1人1人が順次登場した。

オープニングの「巡る巡る」を披露すると、一気に会場のボルテージはマックスに。立て続けに「タイムファクター」「イリーガル・ゲーム」とアップテンポの人気楽曲をパフォーマンスし、場内をヒートアップさせ、冒頭から会場を神サイの世界観に包み込んだ。

ボーカル柳田周作は「今回、『雪融けを願う飛行船』というツアータイトルなんですけど。“雪融け“っていうのはみんなで声出して、夢見てた場所をいつか取り戻せたらという気持ちをこめたんです。そして今日、ファイナルにして、声出しOKになりました。みんなのパワーで快晴になったし、おもいっきり声出しして良いし、結成して以来こんな景色を僕らは見たことないわけよ。この瞬間を楽しみに、コロナ禍でも、あえてコールアンドレスポンスできる曲をたくさん作ってきました」と話した。

バンドがメジャーデビュー後、初の声出しライブとなり、コール&レスポンスにメンバーが感動する一幕も。本編ラストのMCで柳田は「全員で、超キラキラした顔を見せてください!いくつになってもキラキラしていようぜ。いろんな感情あるけど、今日くらいは死ぬほど笑って帰れよ、キラキラしようぜ、今夜限りの青春作ろうぜ!」と叫び、「キラキラ」を披露した。

1月15日にバンド結成地である福岡からスタートした同ツアーは、すべての会場で満員となった。