NHK林理恵メディア総局長の定例会見が8日、東京・渋谷の同局で行われ、4月からのキャスター人事が発表された。

「NHKのど自慢」(日曜午後0時15分)の司会を新たに2人体制とし、廣瀬智美アナウンサー、二宮直輝アナが交代で務める。

1946年(昭21)放送開始の長寿番組を担当する両アナは会見に出席し、意気込みを語った。「夢が『のど自慢』の司会をすること」だったという二宮アナは、「夢のままで終わるのかなと思っていたところに、お話をいただきました。寝耳にに水、青天のへきれき」と驚きの表情。現任の小田切千アナからは「これからは感情を爆発させていい」とアドバイスを受けているが、「ニュースでは感情ではなく事実を伝えることが大事で、自分の感情を出すことがない。自分でもどうなるか分からないですが、ワクワクしています」と話した。

女性では初の司会となる廣瀬アナは、「明るく、素直に、朗らかに伝えていきたい」と笑顔。司会としては「夢のステージに立つ皆さんの“親”と言ってはおこがましいですが、“お母さん”のような気持ちで舞台に立てたら」と語った。