宗教法人「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)さんが死去したことが2日、分かった。66歳だった。

大川さんが原作、企画を担当した映画「レット・イット・ビー~怖いものは、やはり怖い~」(夢判断、そして恐怖体験へ2)の関係者は、日刊スポーツの取材に、現状は予定通り5月12日に全国公開すると明らかにした。

大川さんは、同作では製作・総指揮の立場ではないが原作、企画に加え、主題歌「あの世から眺めると」の作詞、作曲として関わっている。ただ、遺作という扱いにはしないという。関係者は「遺作ではない。その理由については、お答えしかねる」と説明した。同作には、千眼美子のほかミスターちん、小宮孝泰らが出演する。

大川さんが製作・総指揮を務めた最後の映画は、22年10月7日公開の映画「呪い返し師-塩子誕生」(赤羽博監督)となる。同作では、大川さんの長女、咲也加氏が脚本を担当している。

幸福の科学の関係者は、映画の製作周りの関係者にも、大川さんの死に関しては「コメントは差し控えます」と説明しているという。