俳優でプロデューサーの小橋賢児(43)が14日、東京・上野の国立博物館で、2025年日本国際博覧会「催事コンセプト及び主催者催事」説明会に出席した。

小橋は25年に開催される大阪・関西万博の催事企画プロデューサーを務める。壇上では催事コンセプトが「その一歩が、未来を動かす。」に決まったことを発表した。日本人初の宇宙飛行士、毛利衛氏との出会いに感銘を受けたことから生まれたコンセプトで「多様な環境の中で命が紡がれてきたのは、個の挑戦、個の1歩があってこそだとお聞きした」。また「このような時代ですが、改めて個の挑戦が必要だと思っている」とスピーチした。

小橋は、21年の東京五輪閉会式で演出チームのショーディレクターを務めた。経験を「手前みそですが」と笑顔で振り返りつつ、「多くの多様な方たちと作らせていただいて、その時間は尊い、感動的なものだった」。環境に縛られず多くの人々が参加できるよう、オンラインやAIなどの最新技術を駆使した万博を目指し「新時代の祭りを作るような気持ちで挑みたい」と意気込んだ。