フジテレビ系連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜午後10時)の最終回となる第11話が16日に放送される。このたび、主演を務める菜々緒(34)らが無事にクランクアップを迎えた。

3カ月以上の撮影期間をともに過ごしてきたキャストとスタッフは、撮影最終日となったこの日も抜群のチームワークで順調に撮影を進めた。本番ではクライマックスに向けて緊張感のあるシーンの撮影に挑むが、カットがかかると全員が笑顔を見せ、主演の菜々緒を中心にこの日も和気あいあいと過ごしていた。

最後のシーンの撮影を終えると、スタッフから「ただ今のシーンをもちまして、オールアップとなります!」と声がかかる。すると、菜々緒、鈴木伸之、勝地涼、吉谷彩子、藤原大祐が大きな拍手に包まれながらそれぞれ花束を受け取り、順番にあいさつをしていく。

藤原は爽やかな笑顔で「本当にキャストの皆さんもスタッフの皆さんも優しくて温かかったので、毎日現場に来るのが楽しみでした」と撮影期間を振り返った。吉谷は「小夜というキャラクターを皆さんと一緒に作り上げていけて本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

そして、現場のムードメーカーである勝地が「うわさによると続編があるというね。スペシャルがあって、映画があって、『忍者に結婚は難しい2』があって、その後に舞台版があるみたいで(笑い)」と話し始めると、一同は大笑い。続いて鈴木は「ダメダメな悟郎をスタッフさんや菜々緒さんをはじめとするすてきなキャストの皆さんに支えていただきました」と感謝の気持ちを述べた。

最後にあいさつをした菜々緒は、話し出すとその目には涙が浮かび、思わず言葉に詰まる場面も。「挑戦したかったことがぎゅっと詰まっていたので、最後まで無事に走りきることができて本当に皆さんに感謝しています。鈴木さんが挿入歌をやってくださり、大好きなaikoさんが主題歌を担当してくださって、本当にたくさんの夢をかなえてくれた作品です」と熱い思いを語った。涙ながらにその胸の内を明かした菜々緒を、鈴木をはじめとする他のキャスト、スタッフは優しくうなずきながら見守り、終始温かい空気に包まれながらクランクアップを迎えた。

菜々緒と鈴木が織り成す秘密を抱えた夫婦関係を軸としたラブコメディーに忍者サスペンス要素が加わったストーリーが展開されていく本作。忍者×夫婦ラブコメディードラマ「忍者に結婚は難しい」最終回から目が離せない。