井ノ原快彦(46)が、このほど都内でテレビ朝日系主演ドラマ「特捜9 season6」(4月5日スタート、水曜午後9時)制作発表会見を行い、WBCで世界一に輝いた日本代表を「撮影現場でも勝手に祝杯をあげたい」と祝った。

個性派刑事たちが難事件解決に挑む人気シリーズの第6弾。捜査一課特別捜査班主任の浅輪直樹を演じる井ノ原は「新しいメンバーが入ったり、家族ごとのシチュエーションも変わって成長がある。去年とはまた違った浅輪直樹をお届けできると思います」と手応え。ドラマは06年スタートの前身作「警視庁捜査一課9係」から数えて18年目に突入した。共演の面々を「家族のよう」と話す羽田美智子(54)は「皆さんプロフェッショナル。ギリギリまで話をしていても、本番ではギリギリを攻めてくる。そのメリハリは年々増してます」とほほ笑んだ。

会見ではWBCの話題が盛り上がり、井ノ原は不振に陥っていた村上宗隆内野手が安打後、大谷翔平投手が笑顔で出迎えたシーンを振り返ると「大谷選手の『よかったね』という表情」としみじみ。村上選手の心境も想像し「耐えて耐えて結果が出た時、先輩からあんな笑顔を向けられてかわいがられると、次も頑張ろうと思うはず」と語った。

投打に活躍した大谷投手にちなんだトークでは、羽田が「イノッチは社長との“二刀流”」と、タレント業と並行してジャニーズアイランド社長を務める井ノ原をチラリ。井ノ原は「僕は楽しんでやっているけど、世の社長さんは大変だと思う。でも現場に来て、みんなの笑顔があるともっと頑張れる。二刀流の考えはあまりないかも」と周囲にサポートに感謝した。

終盤では、侍ジャパンを一丸にしたペッパー・ミルパフォーマンスで記念撮影した。中村梅雀(67)は「ヌートバーからの(打線の)つながりが最高にしびれました。やっぱり“ミル”ですよ!」と笑顔。優勝を受け井ノ原も「子供たちだけでなく、大人たちにもたくさんの夢をありがとうございました」と語り、また「テレビを見て日本全国盛り上がれることに刺激を受けた。ドラマが誰かの明日の活力になればいいなという気持ちで、今年もやってます」とアピールした。

吹越満、田口浩正、深川麻衣も登壇。